OVER THE BORDER

PROJECT
STORY 03

Twitter社との提携により、
NTTデータがビッグデータ時代のデータ配信プラットフォームに。
ソーシャルメディアの即時データで、新しい情報活用時代を創れ。

“ソーシャルメディア”や“ビッグデータ”という言葉がまだ一般的でなかった2011年。ソーシャルメディアでリアルタイムに創出される膨大なテキストデータに着目したNTTデータは、それらを活用した情報分析の未来をいち早く予測。社会に溢れているテキストデータの解析を行うために言語解析処理エンジン「なずき」を開発。さらに「なずき」をコアの解析エンジンとして、企業内やインターネット上で情報収集・整理を実現し、商品やサービスに対する評判情報の分析を支援するマーケティングリサーチサービス「なずきのおと」をプロデュースした。その後のTwitter社との提携により、その市場価値は更に高まることになる。リアルタイムデータを活用した次の時代が、ここから生まれる。

MISSION

IT × ソーシャルメディア情報の新たな活用方法構築 

IT技術の進化やインターネットの普及、ブログサービスの大衆化などにより、世の中には膨大なテキストデータが溢れていた。しかし2005年当時、それらのデータを整理・活用しているサービスはほとんど存在していなかった。そのような状況に着目したNTTデータは、企業や消費者がテキストデータを上手く活用できるようにするために言語解析処理エンジン「なずき」を世に送り出した。その後、なずき自体のライセンス販売やテキストマイニングサービス(*1)の立ち上げ、インターネット広告事業への参入、コンサルティング事業などを立ち上げて、推進していった。
時代のニーズを的確に捉えた「なずき」を活用した事業は順調に推移していた。しかし、事業を進めていく中でメンバーたちは、数年後にはさらに本格的な情報爆発と分析が必要となる(今でいう”ビッグデータ”)時代が来ると、さらなる時代の先読みをした予測を立てていた。その時に、NTTデータとしてどのようなポジションにいるべきかを考えたとき、「ビッグデータ時代のプラットフォーム」として確固たる地位を築いておきたいというのが、「なずき」の事業を進めているメンバー全員の想いだった。

想いをカタチにするために、まず目指したのは「データ提供プラットフォーム」になることであった。情報を分析するニーズが高まったときに、分析するべき情報を持っていなければ何もできない。元になる情報を持っていること自体がアドバンテージになるはずと考えた。そのためにどのように動けばいいか。その答えは、「なずき」を引き続き活用して従来の定性情報を扱うと共に、今後有望な定性情報となるであろうと目されるTwitter社などのソーシャルメディア事業社と手を組み、その情報を得ることであった。海外のソーシャルメディア事業社も日本で展開していくために、どこかの日本企業と組みたいと考えているはずである。しかし、単に「データを販売させて欲しい」と言うだけでは話が進むはずもない。ソーシャルメディア事業社と手を組むためには、高い言語処理技術力とソーシャルメディア分析の実績を基にした信頼関係の構築が必要不可欠だ。その考えをもとに、2010年9月に本格的な開発をスタートさせたのが、NTTデータ独自のSaaS型(*2)マーケティングリサーチサービス「なずきのおと」である。

さまざまなメンバーの声を取り入れて開発された、「なずきのおと」が2011年4月に無事にリリースされた。「なずきのおと」をベースに、他の情報ソースとの提携を進めていけば、いずれはTwitter社と繋がるという予想は間違っていなかった。メンバーの想定よりも早い2012年、Twitter社から声が掛かり、実質交渉開始から3カ月で提携を発表。半年後には初期のTwitterデータ提供サービスをスタートさせた。現在、ソーシャルメディア分析のエントリーモデルとして「なずきのおと」を200社以上に提供、Twitterデータの提供先は100社を超えるほか、データ活用のための情報活用コンサルティングも進めている。

現在、他の企業がTwitterデータを活用しようと思えば、必ず声が掛かるポジションをNTTデータは確保している。そのおかげで、さまざまなお客様や情報活用を支援する企業と良好な関係を、自然な流れの中で構築することができている。情報の活用範囲も官公庁から金融機関、一般企業までと幅広い。最近では海外からの問い合わせも増えており、海外での情報分析にも力を入れ始めている。さらに、「ビッグデータ時代のプラットフォーム」を目指すNTTデータは、中国最大のミニブログサイトであるWeiboの取扱いにも注力している。しかし、NTTデータにとってそれは、あくまでも通過点の一つに過ぎない。時代と技術の進化に即した最適な情報活用のあり方の提案を通して、これからの時代に合ったビジネスを創出し続けていこうとしているのである。

ここでは、「なずき」の事業推進から携わり、プロジェクトの中心的存在の佐藤勇一郎、Twitterとの契約でプロジェクトの増員されたタイミングで加わり、新規ビジネス企画を通して新規顧客開拓に力を入れる西澤聡子、ソリューション営業として既存サービスの拡販に奔走する田中智子の3人に、プロジェクトの意義や醍醐味、今後の方向性などを語ってもらう。

*1 テキストマイニング:テキストデータの分析方法の一つ。定型化されていない文章の集まりを自然言語解析手法を用いて単語やフレーズに分割し、それらの出現頻度や相関関係を分析し、有効な情報を抽出する手法。
*2 SaaS:Software as a Serviceの略で、必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるソフトウエア

PROJECT FORMATION

PROJECT MEMBER

事業統括

佐藤 勇一朗

佐藤 勇一朗

第三法人事業本部

経済学部卒業。1999年入社。官公庁、損害保険、テレコム業界のシステム開発などを経験。その後、自らの希望でNTTデータ経営研究所へ出向し、新規事業企画等に従事。出向時の経験を活かして、NTTデータ復帰後に「なずき」の部署へ。現在はソーシャルデータ、ビッグデータを活用した新たなビジネスの創出に力を入れている。

このメンバーのインタビュー

サービス企画担当

西澤 聡子

西澤 聡子

第三法人事業本部

環境情報学部卒業。2007年入社。金融分野でシステム開発、営業の両方を経験。その後、社内公募制度を利用して法人分野に異動し、出版・広告関連企業のサービス企画を担当。プロジェクトの増員に伴い、本プロジェクトへ異動し、企業のニーズに合わせたソーシャルデータの分析や新規ビジネスの企画を行う。

このメンバーのインタビュー

営業担当

田中 智子

田中 智子

第三法人事業本部

文理学部 数理学科卒業。2010年入社。入社当初は、出版分野にて開発を担当。その後、音声・映像認識技術を活用した新規サービス企画部門へ異動し、ソリューション営業へ職種転換。Twitter社との契約締結に伴い、本プロジェクトへ異動。前職に引き続きソリューション営業として活躍している。

このメンバーのインタビュー

※掲載内容は取材当時のものです

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