STEP FOR
PROFESSIONAL

NTTデータには仕事を通して社員が自らのキャリアを描き、形にしていくことが出来るさまざまなフィールドがあります。各フィールドで活躍するNTTデータの社員3名が積み重ねてきたキャリアの道程を通して、なりたい自分を探してみてください。
※写真は取材当時のものです

CASE 03 システムエンジニア・営業・スタッフ

中野 絵美

2004年入社

現在、グローバル事業本部にて各海外グループ会社のアカウント・マネージャーと連携し、グローバル市場拡大のための体制や戦略づくりに携わる。趣味は海外旅行と料理。最近も長期休暇を利用し、セブ島でスキューバ・ダイビングを楽しんできた。

01 Prologue

出遅れた就職活動
飛び込んだ、未知の世界

Pick up! 文系出身の自分がまさかのSEとしてキャリアをスタート。知識の差を埋めようと一生懸命だった。

大学では国際文化学部に在籍し、中東問題や安全保障などをテーマとしたゼミで国際政治学を学んでいましたが、もっぱら打ち込んでいたのは社交ダンスでした。社交ダンスといってもペアやチームで競う競技ダンス。体育会系の部活のように練習に明け暮れ、熱い大学生活を過ごしました。就職活動については、直前まで部活を続けていたこともあり周りの同級生よりも出遅れ気味で、とにかく金融からメーカー、IT業界まで幅広く回りました。

そんな中で出会ったのがNTTデータ。当時の私はSEはおろかITについてほとんど知りませんでしたが、インフラ関連企業にも興味があったせいか、社会の基盤となるシステムをつくるというところに惹かれ、会社説明会へ。入社への決め手となったのは、会社や業務というよりも、OBOG訪問で出会った先輩でした。仕事への姿勢や考え方に共感し、この会社ならば自分の可能性を広げるチャンスに恵まれると感じました。

最初の配属先となったのは、金融機関様向け融資システムの開発チームでした。SEとして配属されましたが、入社後に基礎研修は受けたものの最初はちんぷんかんぷんの世界。プログラミングに詳しい同期との会話についていけず、両親への電話口で涙を流すこともありました。スタート時点で知識の差があるのは覚悟の上でしたので、「石の上にも三年」の意気込みで、一つひとつの知識を着実に身につけていくことを心掛けました。

02 Change

“伝えること”が、私の役割

Pick up! 入社して3年目。自分の役割を自覚してから、仕事への姿勢が変わり、業務を楽しめるように。

最初にアサインされたプロジェクトは、オペレーターが使用する専用端末をWebブラウザに移行するというもの。数百の画面と2000種類に及ぶ帳票の転換です。専用端末向けに複雑にプログラミングされた画面・帳票をWebベースで実現するのは非常にチャレンジングなものでした。私の主な役割は設計工程から試験工程に渡る進捗管理です。製造は協力会社やオフショア(ソフトウェア開発などを海外グループ会社などへ委託すること)先へ委託していましたが、開発メンバーに製造してほしい内容や品質について正しく伝えるために、システムの知識は不可欠であり、最初は本当に苦労の連続でした。

そんな日々に変化が生じたのは、入社3年目のころ。業務知識が増える中で、お客様の要望を開発チームに正しく伝えること、橋渡しが私の使命だと気づき始めました。自分が分からない技術的なことは素直に聞けばいい。お客様の要望をシステムにどう落とし込むかを考えればいい。自分の役割を明確に自覚することで仕事への姿勢も変わり、何よりも仕事を楽しめるようになりました。開発メンバーとのコミュニケーションも、それまで以上にスムーズで密になっていきました。

実際、仕様の説明や顧客レビューなど、直接お客様と話す機会も増えていきました。この担当には3年半ほど在籍しましたが、開発メンバーとチーム一丸となって動くことで、一担当者として成果物の品質向上に貢献できたと思っています。そして何よりも、要件定義から製造、試験、納品まで一連の開発プロセスを経験できたことは、その後に続く大きな財産になりました。

03 Breakthrough

「Emiは私たちが信頼できる
チームメンバーだ」

Pick up! 業務のスムーズな進行は、多国籍の仲間たちとパーソナリティを理解し合うことで実現。

入社4年目になる頃、プロジェクトも一段落し、何か新しいことに挑戦してみたいと思うようになりました。先のプロジェクトでは、オフショア開発を行っていたこともあり、海外メンバーと働くことの面白さを感じていました。もともと卒業した高校が英語教育に熱心だったこともあり、異なる文化を持った人との間で物事をどう進めていくか、それを考えて仕事をすることに興味がありました。そんな折りにたまたま目に入ったのが、法人系のある事業部が公募していた国際トレーニー派遣制度です。この制度はグローバル人財の育成を目的としており、顧客企業の海外支社に派遣され、実際に顧客企業の一員として業務を経験するというものでした。

さっそくエントリシートを書き、応募。書類選考・面接と進み、大手自動車メーカーのタイ工場へ1年間の国際トレーニーとして派遣されることが決まりました。希望が叶ったと喜び勇んでの海外勤務でしたが、すぐさま異文化の中で働くことの壁に突き当たります。私に任された仕事は、SCM(サプライチェーンマネジメント)業務。製造された海外輸出用の自動車を保管するためのヤードマネジメントや輸送船のスケジュールに応じたロジスティックス計画策定などでした。一緒に業務にあたるのはタイ人の現地社員ばかり。派遣先企業のメンバーとはすぐに仲良くなったものの、関連する現地ローカル企業のメンバーは最初「この人、何者?」という感じで、なかなか打ち解けてくれず、業務に支障をきたすこともありました。

自分からだけではなく、タイ人の上司も含めた双方向の働きかけをすることで、自分の役割や業務をきちんと理解してもらったことが突破口になりました。それと同時に、雑談も含め頻繁にコミュニケーションを図ること。そして、お互いの役割を理解し、密なコミュニケーションによってパーソナリティを理解し合うことで徐々に業務がスムーズに流れ、成果も出せるようになりました。1年の任期が終了する際の送別会で、あるタイ人スタッフから「You’re the first Japanese we recognize and trust as a team member」との言葉をもらい、仲間として迎えられたと感激しました。正直、日本でのSE時代は「NTTデータ」という会社名が後ろ盾となり協力会社のメンバーが動いてくれたことがあったと思います。しかし、海外では会社名ではなく「中野絵美」という「個人」が重要であることをこのタイでの経験で学びました。

04 Turning Point

初めての営業職で得た関係を築く力

Pick up! 信頼関係を築き、複数の新規案件を受注できた秘訣は、お客様に真摯に向き合ったこと。

タイから帰国後は、派遣元となった法人系の事業部の営業統括部に配属され、ある大手法人の営業担当者になりました。SE、国際トレーニーを経験する中で、もっとお客様と直接接する仕事がしたいと思うようになっていたので、営業という新たなチャレンジにワクワクしました。私が担当したお客様は当社にとって重要顧客の一つであり課長以下4名のチーム体制で対応にあたっていました。案件ごとに担当が分かれ、私は主にグループ会社との協業による案件を担当。営業担当者としてお客様からのRFP(提案依頼書)への対応はもちろんのこと、新しいソリューションの提案、コンサルティングなどに取り組みました。

初めての営業職では、会社の代表として営業にあたる厳しさを学びました。お客様に真摯に向き合い、丁寧な説明や細かなサポートで信頼関係を強固なものにする努力はもちろん、お客様と社内の開発部門への橋渡し役でもあるため、その間に立って調整することの難しさも経験しました。たとえば、プロジェクトの予算管理も営業担当者の重要な役割であるため、お客様と予算交渉を行う裏で開発部門へコストの抑制を依頼し、その板挟みで苦労することも多々ありました。

3年ほどの在籍期間で、お客様内のIT人財育成のためのコンサルティング業務や文書管理システムの開発など、複数の新規案件の受注に成功しました。この部署では既存の開発案件を維持することが大きなミッションでしたので、どちらかといえば、お客様との関係をどのように築き、継続的に強固なものとしていくのかに注力した時代だと思います。実際、当時のお客様側担当者とは、部署が変わった今でも交流が続いています。

05 Innovation

NTTデータ全体を俯瞰する、
経営の視点を学ぶ

Pick up! 願ってもみなかったグローバル事業が一望できるフィールドで大きく自己変革。

入社8年目を迎え、“またグローバルな仕事に携わりたい”という思いを強くしていた頃のことです。タイミング良く、国際事業本部が事業拡大のために人財を公募していることを知りました。この機会を逃してはいけないと考え、異動を申し出ました。国際事業部ではセールスコラボレーションを担当。同じ営業職でしたが、お客様は外資系の大手自動車会社でした。当社との取引もまだ少ないお客様だったためほぼ新規営業と同じ状況です。私の役割は、お客様システムに関わる状況の把握や問題点、課題などをヒアリングし、新たなソリューションを提案すること。既存のシステムの変更に伴うグランドデザインの提案や、コンサルティングに携わりました。

外資系の企業を担当することで、グローバルな仕事にまた一歩近づいていた最中、同事業部内地域事業推進担当へ異動になりました。ここでの業務はこれまでとはまったく異なるスタッフ業務。当社では米国のKeane社、ドイツのCirquent社、イタリアのValue Team社などの大手情報システム会社に対して戦略的にM&Aを進めるなどして海外事業が一気に拡大していたため海外グループ会社が100社以上ある状況でした。効率的に海外ビジネスを展開していくために、これらの海外グループ会社を再編・統合するプロジェクトが進んでいました。私が最初にアサインされたのが、欧州のNTT DATA EMEAへの再編・統合プロジェクト。私の役割は日本側のPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)として、再編・統合に伴う情報整理、スキームの整理やスケジュール管理を行うことでした。

その後、米国のNTT DATA IncとNTT DATA EMEAの事業管理を担当。一気に経営目線が必要となる業務に携わることとなり、これまで以上の自己変革を求められた時期でした。経営という視点から海外グループ会社の事業を財務諸表を見ながら俯瞰する必要があるため、法務や財務の知識も必要になりました。国際トレーニーとしてタイで勤務してから5年、自ら望んでいたこととはいえ、NTTデータのグローバル事業が一望できるフィールドで仕事に携われるとは思ってもいませんでした。

06 Future

Global IT Innovatorを実現する

Pick up! NTTデータを海外グループ会社とともに大きくしていくため、自分も成長していきたい。

現在は、同じグローバル事業本部(旧国際本部)でGlobal Account戦略を担当しています。世界中の多国籍企業をターゲットに、各海外グループ会社のアカウント・マネージャーと連携し、グローバル市場拡大のための営業戦略の策定やそのための体制づくりに取り組んでいます。NTTデータが持っている商品やサービス、開発資源の海外グループ会社への提供や、海外グループ会社間の情報交換を通し、有効に活用することでグループとしてのシナジー効果を発揮させていくこと。いわば、私たちの役割はグループを統括する観点からグローバルヘッドクォーターとして、グローバル戦略を主導・サポートしていくことにあります。

入社以来、自身のキャリアを振り返ると、本当にいろいろな機会に恵まれてきたなと思います。SEやITのことをほとんど知らなかった新入社員時代から、国内・海外のお客様と直接折衝をした営業時代、NTTデータのグローバル戦略の最前線を担う現在の業務に至るまで、NTTデータならではのプロジェクトの規模の幅広さや多様なフィールドに加え、チャンスを与えてくれた周囲の理解と協力があったからこそ、ここまで自分の可能性を切り拓くことができたと思っています。今、NTTデータは、2020年を目途に、海外売上比率50%という目標を掲げています。入社当時は自己成長することがモチベーションの一つでしたが、現在はNTTデータという会社を海外グループ会社メンバーとともに大きくしていきたい、というモチベーションに変わりました。今後は、そのための自己成長を目指していきたいと考えています。

※掲載内容は取材当時のものです

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