STEP FOR
PROFESSIONAL

NTTデータには仕事を通して社員が自らのキャリアを描き、形にしていくことが出来るさまざまなフィールドがあります。各フィールドで活躍するNTTデータの社員3名が積み重ねてきたキャリアの道程を通して、なりたい自分を探してみてください。
※写真は取材当時のものです

CASE 01 システムエンジニア

林 昌樹

2002年入社

現在、最大手モバイル通信事業者の料金システムのプロジェクトリーダーを務め、巨大なサブシステムの全体統括を行っている。休日はバリやパラオなどリゾート地へ。最近、18kgのダイエットに成功し、かつての精悍さを取り戻した。

01 Prologue

苦労した新人時代

Pick up! ロンドンでの短期語学研修。この頃はまだ自分がSEになるなんて想像もしていなかった。

大学では経営学や組織論を学んでいましたが、文系出身でもものづくりに携われることに魅力を感じてSEを志望。しかし、一度目の就職活動でNTTデータの最終面接に失敗。それならもう一度、挑戦してやろうと1年留年し、再び、NTTデータにチャレンジし入社。NTTデータにどうしてそれほど惹かれたのか。製造業とは違い、テレビCMを見ても、説明会で話を聞いても、NTTデータの仕事はまるでイメージできない。そこが逆に、何か面白いことができそうだという未知の可能性を感じたからかもしれません。また、当時、文系でもものづくりができると謳われていた企業のほとんどが、PCや家電など、製造業主体の企業でした。そのため、結局、文系出身者は事務系業務に携わることになるのではないかという懸念がありました。しかし、NTTデータはPCや家電などの製品を持たない企業であり、文系出身のSEが分野を問わず実際にものづくりの現場で活躍していることを知り俄然興味が湧いてきました。

二度目のチャレンジに成功し、意気揚々と入社した私でしたが、すぐさま大きな挫折を味わうことになります。入社後、配属されたのはテレコム分野のシステム開発。そこでの最初の担当は、小規模通信事業者の顧客管理システム開発でした。今、振り返れば良いプロジェクトを担当させてもらったと思いますが、当時はとにかく苦労しました。地方から上京して始めた東京での生活、求められる責任と業務の質、迅速さ。すべてにおいて思うように上手くいかず雑用も含めた新人なりの業務にも身が入らず、周囲からの信頼を得られない。SEとしての知識や技術に関しては、最初から足りないと分かっていたので、それほど苦にはなりませんでしたが、社会人としての自分にはうんざりしていました。こうして社会人生活にうまく自分をフィットさせられない、苦しい日々が2年ほど続きました。

02 Change

「一人でやってみなさい」

Pick up! 上司のはからいで小さいながらも重要な案件を担当する。これが仕事に向き合う意識が変わったきっかけに。

入社2年目の終わり、どうにか変わらないといけないと思っていたところに他部署への異動の辞令がおりました。心機一転、これまでの2年間はなかったものと思い、まったくの新人のつもりで業務に取り組み始めました。ここでは大手固定通信事業者の顧客受付管理システムを始めとして、料金システム、設備系システムなど、さまざまなプロジェクトに携わりました。ここでのプロジェクトは、要件定義・設計・製造という“SEとしてのものづくりのプロセス”が明確で、自分が果たすべき役割も徐々に自覚できるようになりました。それでも周囲の評価はまだまだ厳しいものでした。

入社3年目も半ばに達した頃のことです。突然、私は当時の課長に呼び出されました。そこで告げられた一言、「林くん、この案件、一人でやってみなさい」。小さな設備系システムでしたが、一つ設定を間違えればお客様へ多大な影響を与えてしまう非常に重要な案件でした。当時、悪い意味で案件を“こなす”ことを覚え始めていた私を、課長が見てくれていたのだと思います。一人で全部を経験してみて、もっと変われ、と。

社員は私一人。協力会社のメンバーは3人。手さぐりながらもチームメンバーと協力しながら、資料を作成し、設計書を書き、テスト項目を作り、テストを繰り返し…。何とか決められた納期3ヵ月での開発完了を果たしました。初めて「自分で作った」と思えるシステムで、初めてものづくりを実感した瞬間でした。また同時に、チームで一つのものを作り上げることの喜びや達成感も同時に味わうことができただけでなく、お客様からも初めてありがとうと言われて嬉しかったのを覚えています。

かなり複雑なテストケースまでを網羅するなど、今、思えばコスト的にも、作業効率的にも無駄の多い、決して褒められる仕事ではなかったのですが、私にとっては自分の仕事に対するスタンスを変化させることができた、大きなきっかけとなる仕事でした。それ以降、案件の大小を問わず、新しいこと、人がやりたがらないことにも進んで挑戦するようになりました。課長の「一人でやりなさい」の一言が、私を大きく成長させ、飛躍させてくれたと思っています。

03 Breakthrough

野武士のようなSE時代

Pick up! 今振り返ればガムシャラだった。この頃お世話になったお客様とは、今でも飲みに行く関係。

設備系のシステム開発が突破口となり、その後、通信事業者のさまざまなアプリケーションサービスの開発に携わるようになりました。入社4年目から5年目の頃には、初めて業務システムの特定分野でのサブリーダーも任されるように。まだまだリーダーと呼べるような存在ではありませんでしたが、率先して難しい案件を請け負ったり、自らドキュメントを作成したり、お客様との調整にあたったり、周囲の信頼を得られるよう、また後輩のモデルとなれるよう自分なりに努力をしました。

実際、この当時は仕事が面白くて、面白くて仕方がありませんでした。プロジェクトメンバーと一緒になって、仕事を離れてイベントを企画して楽しむようになったのもこの頃です。仕事で出会ったお客様ともご縁ができるようになり、ありがたいことに所属が変わった今でも交流が続いています。

その頃でしょうか。周囲の自分に対するイメージが変わってきたなと感じ始めたのは。ようやく、「苦労した新人時代」から抜け出すことができた瞬間でした。ただ、今思えば、個の力を全面的に押し出すような、そんな力任せの仕事のやり方をしていたようにも思えます。まだまだリーダーとしての自覚も希薄で、プロジェクトをまとめていくというよりも、強引さだけを武器に引っ張っていったという印象でした。

04 Turning Point

複数事業者システム統合プロジェクトを通して得た、
新しい視野

Pick up! 変なプライドを捨て、“プロジェクト成功”のために一つ高い視点を意識することを学んだ。

入社6年目、担当する通信事業者の次世代通信網提供に合わせて、2つの通信事業者の顧客管理、設備管理システムをひとつに統合する共通システム基盤の構築プロジェクトがスタート。一方の通信事業者の担当者として、私がプロジェクトに参画することになりました。

このプロジェクトは、一方の通信事業者の既存システムを担当していた私のプロジェクトと、もう一方の通信事業者を担当する別のプロジェクトという異なる出自を持つ2つのプロジェクトが共同で1つの大規模プロジェクトを進めるというプロジェクトでした。当然、日常使う用語に始まり、設計指向やプロセスなど、あらゆるところに“違い”があり、まずはそういった“進め方の意識合わせ”から始まる難しいプロジェクトでした。

スタート当初は、私も既存システムの有識者としてのプライドもあり、「既存のシステムを活かそう」と意固地になって野武士流儀の個を押し出すなどとにかく侃々諤々と意見をたたかわせていました。しかし、もう一方の通信事業者の担当者は、私よりも一つ年上のとても優秀な方でした。数えきれない話し合いのなかで、我を通すだけでなく一歩引くことで、ぶつかり合うエネルギーをうまく推進力に変えていく—。この頃から「システム開発にプロジェクトや組織は関係ない」、「プロジェクトや組織を超えた関係を作ろう」と、思うようになりました。個の力を全面に出した野武士流から、和を優先したチーム性へ。私にとって仕事のやり方大きく変わるターニングポイントとなった2つ目のプロジェクトだったと思います。

「林君、君がここで得られるものはもうない。次のステップのために、出ていきなさい」 プロジェクトの終了後に課長にかけられた言葉は一見すると強い言葉ではありますが、私にとっては「これで自分も課長から一人前のSEとして認められた」という卒業証書でした。

05 Innovation

法人システムの総本山、
モバイル開発担当へ

Pick up! あっという間の10年。いつの間にか後輩たちを指導し、教育する立場へ。

入社8年目、モバイル開発担当へ異動。この部署は最大手モバイル通信事業者をお客様とするセクションで、扱うシステムの規模も大きく、関わる人員の数も圧倒的に多い、いわば当社における法人システムの総本山とも呼ぶべき部署です。野武士のような精神でガムシャラにやってきた私にとっては、当初、水と油のような場所に思えました。とはいえ、私自身も共同開発の経験を経て、以前よりは大きく成長していたと思います。それでもこんな大きな部署で、多くの後輩と協力会社のメンバーを束ねていけるのかと一抹の不安はありました。

ここでは複数の通信事業者の発行する請求書・明細書を一括送付するシステムの開発などを担当。システムの規模も、人の数も多くなり、これまで以上にプロジェクト管理能力を求められるプロジェクトリーダーの役割を担うことになりました。今までガムシャラに自分が動くことで物事を進めることが多かった私ですが、スケジュール管理やコスト管理、品質管理、リスク管理など、自然とプロジェクト全体を俯瞰する仕事にシフトしています。

また、プロジェクトリーダーとなって後輩社員の教育・育成も大きな役割の一つだと考えるようになりました。最近、新入社員研修の指導者としても呼ばれるようになりましたが、これ以上ないくらいに苦労した新人時代を過ごした私だからこそ、若手メンバーに伝えられることがあるのではないかと思って、後輩たちの能力や可能性をどう引き出していくかを考えています。

06 Future

さらなる発見と刺激を求めて、
新たな出会いへ

Pick up! 私にとってNTTデータは「発見と刺激の場」。まだまだ新しいことに挑戦したい。

入社して10年余り。入社後の苦労を思えば、よくぞここまで来たなと思います。それでも、10年以上経った今でも、NTTデータにはまだまだ発見と刺激があります。この10年間を振り返って今、いちばん心に思うことは、NTTデータで仕事をすることの面白さ。そして、周囲の人は必ずどこかで自分のことを気にかけ、見ていてくれて、評価してくれているということ。あんなダメだった新人を、ここまで育ててくれたこの会社の懐の深さには、感謝しかありません。

これからやりたいことは、沢山あります。海外でのシステム開発や通信事業以外の分野でのシステム開発。SEとして10年以上キャリアを積んできたので、視点を変えて、営業や人事、広報といった仕事に携わるのも面白いかもしれません。自分の提案で受注したシステムを自分で開発するプロジェクトなどにも挑戦してみたいですね。いずれにしても、今後も常に新しい人と出会い、多くの発見と刺激を受け、また与えられる仕事に挑戦していきたいと考えています。

※掲載内容は取材当時のものです

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